持ち家をお持ちの方の中には、リースバックを検討中の方も多いのではないでしょうか。
リースバックは持ち家を有効活用できる仕組みですが、トラブルが多いのも事実です。
そこで今回は、実際にあったリースバックのトラブル事例と、失敗を防ぐ方法をご紹介します。

□リースバックのトラブル事例とは?
家賃は毎月リース料として支払われ、家の売却額をもとに計算されるため、周辺の賃貸物件よりも高くなる傾向にあります。
そのため、さらに家賃が高騰してしまうと、家計には大打撃となるでしょう。
リースバックの場合、長期間住むことを想定している方が多いため、短期間での引っ越しに追いやられると損額が大きくなってしまいます。
リースバックの売却金額がかなり安くなってしまうと、贈与とみなされ贈与税が発生する恐れがあります。
契約を更新できなかった場合、住居から退去する必要があります。
リースバックは「定期借家契約」で契約されることがあり、一定期間過ぎると自動的に契約終了となります。
その後再契約できなかった場合は退去するしかありません。
リースバックは契約後、物件の所有権が買主の業者に移っても、買戻できるのがメリットの1つです。
しかし、買い戻しの契約が曖昧だと買い戻しに応じてもらえない可能性があります。
また、買い戻しが認められている際も、資金不足により定められた期間内で買い戻しできない場合は退去となるため注意が必要です。
業者にリースバックを断られてしまうこともあります。
一定以上住宅ローンの返済が済んでいない場合はリースバックを利用できないのです。
また、共有名義の住宅の場合、名義人全員の同意が必要なため、同意が得られない時はリースバックは利用できません。
契約時に、無断で売却しない約束をしていても、会社や投資家の都合で違う業者に勝手に売却されてしまうケースもあります。
元々の所有者は住人に通知せず自由に売却することが可能なのです。
リースバックは、住宅の所有権を売却先に譲渡することになるため、相続予定の人に無断で売却するとトラブルに発展します。
リースバックの際はあらかじめ相続人と話し合っておくことをおすすめします。
リースバックした会社が倒産すると、住んでいる住宅を売却される可能性があります。
そのため、契約前にその会社の経営状況に問題がないか確認しておくことをおすすめします。
□リースバックの失敗を防ぐ5つの方法
ここまでリースバックのトラブル事例を紹介しましたが、失敗しないためにはいくつかの対策があります。
契約書で、普通借家契約か定期借家契約か必ず確認しましょう。
普通借家契約は、一般的な賃貸借契約で、一定契約期間を設定し終了後に更新していく契約です。
定期借家契約は、契約を更新しない賃貸借契約で、一定期間終了後は必ず住居を明け渡す必要があります。
その後双方の合意があれば再契約は可能ですが、定期借家契約は短期間向けの契約だと言えます。
自宅の価値を事前に把握し、リースバックの価格と通常の売却価格と比較すると、契約するべきか判断できます。
この際、複数の不動産会社に査定を依頼し通常の売却価格を知っておきましょう。
査定された価格とリースバックの価格があまりにも違う場合は、交渉できる可能性があります。
信頼できる買主や相談先を見つけることで、リースバックが成功するだけでなく、交渉時のストレスが減るというメリットがあります。
リースバックをする際の不安や心配事などを相談するのがおすすめです。
リースバックで得られる金額だけを見るのではなく、月々の家賃が負担にならないか確認しておくことが重要です。
負担が長く続くと日々の生活が脅かされるため、家賃の確認は必ず行いましょう。
先の話にはなりますが、リースバック後の買い戻しの条件を必ず確認しておきましょう。
この確認を怠ると、最終的に大きなトラブルに発展する恐れがあります。
□まとめ
今回は、リースバックのトラブル事例と失敗を防ぐ方法を紹介しました。
リースバックはメリットも大きいですが、思いがけないトラブルが発生することもあります。
事前にトラブルの内容を確認し、実際に起こった時に対処できるようにしましょう。
また、こういったトラブルや失敗を防ぐために気をつけるべき5つの方法を契約時に必ず確認することをおすすめします。