任意売却を検討しているけれど、初めてで流れがよく分からないという方はいませんか。
今回は任意売却の流れについて、任意売却が初めての方に向けて紹介します。
任意売却とは、ローンの返済ができなくなった際、債務超過が原因で通常の売却が難しい場合に行われる売却です。
なお任意売却を行うには、債権者から抵当権の解除と承諾を行ってもらう必要があります。
抵当権とは金融機関や銀行から借金をする際に設定する担保物権で、債務者が滞納した場合に「抵当権を実行」できます。
この場合は不動産の持ち主の意思に関わらず、不動産が競売にかけられ、売却金が残債の返済にあてられることになります。
競売の売却価格は通常の価格よりも3割から5割程度安くなってしまう可能性が高く、残債が残ってしまうリスクがあります。
そのため、競売の開札日前までに売却できるようであれば、市場価格で売却でき、残債を減らせる任意売却をおすすめします。
□任意売却の流れについて
最初に、ローンがオーバーローンかアンダーローンかを確認します。
ローン残債額が不動産を売却した価格を上回る状態をオーバーローン、ローンの残債額が不動産を売却した価格を下回る状態をアンダーローンと言います。
この段階ではまだ正確な不動産の売却価格は分からないので、価格を想像するか、当社のような不動産会社に価格査定を依頼しましょう。
オーバーローンになる可能性のある場合には、次に債権者に任意売却の同意を得ましょう。
そして、債権者に対しては任意売却の同意を得るだけでなく、売却価格の同意も得るようにしてください。
なるべく高い値段で売却するよう希望されるかもしれませんが、あまりに高望みすると売却タイミングを逃す可能性があります。
不動産会社と協力して、信頼性の高い査定価格と、売却できそうな価格を提示し、同意を得るようにしましょう。
内覧希望者への対応をこなしつつ、売買契約の段階にまでたどり着けたら、購入希望者と細かい条件を決めます。
残りの残債は、生活状況表を提出し、無理のない現実的な返済ができるように交渉します。
□まとめ
今回は任意売却の流れについて、任意売却が初めての方に向けて紹介しました。
任意売却を行うと住宅ローンが完済できるとは限りませんが、競売にかけられるよりも残債を減らせます。
もし任意売却を検討されている方がいましたら、お気軽に当社までご相談ください。